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| VoiceWatchによる自動監視サービスシステム図 |
VoiceWatchはエンピレックスによる音声システム監視サービスです(右図)。同社の管理の下に設置されている音声監視システムから、利用企業の電話システムに公衆網経由で実際に電話をかけ、応答時間や応答内容をチェック(計測)します。このチェックを定期的に繰り返し行い、計測結果をエンピレックスの米国本社サイトに集約、利用企業はこのWebサイトにアクセスすることで電話システムの状況を知ることが可能です。このような仕組みによって電話システムの“End-to-End”の応答状況を、簡単に確認できるようにしているのです。
MKInet企画推進部部長の飯島氏は、「VoiceWatchのような仕組みは、ヘルプデスクサービスを開始した当初から必要だと考えていました」といいます。しかし当時はCTIシステムの応答を自動的にチェックする有効な手段が存在しなかったため、社内のオペレーターが定期的にヘルプデスクにコールし通話のチェックを行っていたと振り返ります。「VoiceWatchの登場はこのような状況を根本から変えてしまいました。CTIシステムもITシステムと同様に、自動監視できる時代になったのです」
MKInetでは、自動音声応答の複数のパターンのうち最も複雑なものを計測シナリオとし、15分に1回の頻度で実行しています。このシナリオによって、コールが正常に処理されるか否か、返ってくるプロンプトが正しいか、データ入力に対してどの程度のレスポンス時間で音声が返ってくるか等がチェックされています。「確認すべきポイントさえきちんとわかっていれば、シナリオの作成は非常に簡単」というのは、MKInet iDCマネジメント部部長の宍塚氏。また既存のCTIシステムにまったく手を入れる必要がないため、導入も簡単だったと評価いただきました。
CTIシステムの稼働に対する不安を解消、信頼性のアピールでも有力な材料に
それではVoiceWatchの導入は、どのような効果をもたらしたのでしょうか。
ひとつはCTIシステムの稼働に対する客観的な指標が確立できたことです。これまでは“お客様からのお問合せが無い状況”なのか“CTIシステムの障害によりコールがない状況”なのか判断するすべがありませんでした。もちろんMKInetでは、自動音声応答システムが万一故障した場合に備え、ビジネスホンで顧客からのコールを直接受けられる仕組みも用意されています。しかし常に“CTIシステムがつながること”が自動監視によって確認されているのであれば、安心して仕事に集中できるのだといいます。
その一方で飯島氏は「音声応答が正しいか、またデータベースシステムは正常稼動しているのかなどを確認できるのも大きなメリット」とも指摘します。「VoiceWatchのサイトは計測結果がグラフで表示され、応答時間の“ばらつき”までチェックすることができます。また監視シナリオ実行時の音声も記録されているため、後で実際の状況を確認することも可能です」
さらに山井氏は「しっかりした監視基盤を確立することで、さらに自信をもってお客様にサービスを提案できるようになりました」といいます。特に外部からの監視を導入していることは、信頼性の高さをアピールする有力な材料になると指摘します。「予兆監視も容易になるため、トラブルを未然に防ぐ“プロアクティブ”な運用も可能になるはずです。またサイジングを含めたプランニングにも、計測データを活用したいと思います」
MKInetは、VoiceWatchの利用開始から約1年後となる2006年3月にCTIシステムのリプレースを行いました。CTIシステムを変更した場合でもVoiceWatchの設定には手を加える必要がないため、CTIシステムリプレース前と変わらない監視を継続して実施しています。
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